こんにちは! ナカヤンです!
今回は、「顧客は、ゼロから自分で獲得する癖をつけた方がいいと思う」っていうお話です。
集客を経験しないでビジネス独立開業!?
私は整体師からWEBビジネスに転身したんですが、最近仲間のところでこんな出来事があったんです。
それは、仲間の整体院のスタッフが、そこのお客さんをゴッソリ(半分くらい)引き抜いて、すぐそばで独立開業したっていう出来事です。
これはふつう考えて、いわゆる仁義にもとる行為と見られても仕方ない行為だと思います。
事実、その整体院の人たちは、彼の裏切り行為に憤懣やるかたない様子です。
それはそうなんですが、その話を聞いて、私は別なことが気になりました。
というのは、お客さんを自分でゼロから集めることを経験しないで独立しちゃって大丈夫なのかな、っていうことです。

なにかあったときにモロいんじゃないかなあ、というのは、私の杞憂でしょうかね。
独立開業で、チラシ集客やりました
なんでそう思うかっていうと、私自身は自分が整体院を開業するとき、誰の力も借りずに、ゼロから一人で集客したからです。
方法としては、自分で作ったチラシでした。
あとは自分で作ったホームページです。
当時はSNSなんて、まだ普及してませんでしたから。
Twitterとかは、チラシの感覚だなと思いますけどね。
私のチラシは結構反応率が高くて、時期によっては20~30枚で一人来たこともありました。
3~5%ですよね。
一般的には0.3%とからしいんで、かなりのもんだったということですね。

ただ、それがずっと続いたわけじゃなかったですけどね。
何年か後に撒いたときは、なんと一人も来ませんでした。
でも、最初の頃は、1年間は職場に泊まり込みでチラシ撒きをしてたんです。
やがて常連さんが増えて、新規の人をとる必要がなくなってからは撒くのをやめてしまいました。
甘かったといえば甘かったんですけどね、後々考えると。

チラシじゃなくて別な形でもいいんで、集客は続けておくべきだったとは思います。経営戦略的には。
集客はマネタイズと同じく、ビジネスの肝
ただ、実際にゼロから顧客をつくって、常連さんが増えてご新規さんをストップするところまではできたわけですから、それは一応実績だとは思ってます。
で、実際にやってみて思うのは、やっぱりやっておいてよかったな、っていうことです。
やはり、ゼロから顧客を集めることほどビジネスの地力がつくものはないんじゃないでしょうかね。
またそれは、大きな自信にもつながります。

どうやったら顧客を集められるのか。いろいろ工夫しますよね。
その経験は、後々どんなビジネスでも役に立ってくるように私は思います。
なにしろ、「集客」って、どのビジネスでも第一に大事なことだし、頭を悩ますことじゃないですか。
私も職探ししてるときに、「お客さん連れてきてくれるんなら雇うよ」って言われたりもしました。
ノドから手が出るほど欲しいのは、やっぱりお客さんですから。
だもんで、そこをカットしちゃってビジネスやって、先々大丈夫なのかなあ、って思っちゃったわけです。
たぶん、その人は雇われ店長とかも経験してるようなんで、できると思っちゃってるんじゃないかなあ、とも思えるんですよね。
雇われてやるのと自分でやるのって、まるで話が違ってくると思うんですけど、店長経験があるっていうことで、そのへんの見通しが甘くなっちゃったのではないかという気がしないでもないというか。
お客さんはここの人たち連れて行けばいい。
それで開業すればいいや。
楽勝♪
みたいに思ってたとしたら・・・
まあ、わかりませんよ、人のことなんで。
でも、緻密な経営戦略があるようにも見えないし・・・。

ただ、それじゃあうまくいかないって決めつけることはできないですけどね。でも、なにかあったときに、踏ん張る力があるかどうか疑問ですよね。
ビジネスの販路を自分で開拓しなかった例
もうひとつの例です。
これは、私の父親のことなんですけど。
私の父親は、実はミュージシャンなんです。
売れないミュージシャンですが。
今は、音楽業界の最底辺(と本人が言う)の仕事に就いてます。
私が子どもの頃はフリーのスタジオミュージシャンとしてバリバリやってたし、自分のバンドを率いてナイトクラブで演奏したりもしてたんですよね。
あの頃は、結構羽振りもよかったんです。

ですが、私が大学生の頃に仕事が無くなっちゃって、それからはいわゆる「低浮上中」でしょうかね。
でもですね、父親のことを考えた場合に思うのは、父親はフリーで活躍したりバンドマスターではあったんですけども、いわゆる元締めみたいなとこから仕事を請け負うだけだったんですよね、今考えれば。
つまりは、フリーとかバンドマスターっていっても、雇われてることと変わりがなかったんだと思うんですよ。
つまりは、お客さんがいるところをあてがってもらっていたようなものですよね。
それって基本、雇われてることとなにも変わらないですよね?
父親が是が非でもやっておくべきだったのは、自分で販路を開拓するっていうことだったんじゃないかなって思うわけです。
要は、自分の力で集客するべきだったっていうことですね。

ここがないもんだから、胴元から仕事が来なくなった途端に困ることになってしまったわけなんだと思うんです。
そもそもビジネスで「人を頼る癖」は、危険だと思う
前回の記事で、誰にも雇われなくても自分でお金を稼げる力を身につけたいって書きましたし、そのための肝は「マネタイズ」じゃないかっていうことも述べました。

それと同じように、やっぱり誰にも頼らなくても、ゼロから集客できる力っていうのも、私は絶対的に必要なビジネス力だと思うんですよね。
人を頼るって、実はすごく怖いことなんだと思うんです。
誰だってラクしたいですからね。
最初からお客さんがいるところに、誰だって飛びこんでいきたいですよ。
そこでお店広げりゃラクですもん。
でも、それって大きな落とし穴になるんじゃないかなあって、個人的には思うわけです。
特に、頼り癖ってすぐちちゃうんですよね。
そうなると、墓穴を掘ることにもなりかねないんじゃないかなあ、って思います。

いざっていう時ってね、相手はなんもやってくれないもんですよ。
怖いですよ、依存って。
もちろん、お客さんを分けてもらって成功するっていうケースもあると思うんですよね。
それでうまく行くんなら、それでもいいと思うんです。
でも、私はWEBビジネスにしても、完全にイチからユーザーさんを集めてきましたし、これからもそうしていくつもりです。
それがビジネスの実力になると思うんで。
もしも今、あなたがお客さんがいなくて困ってるなら、そこから逃げないで工夫するのもアリじゃないかなと思います。
いや、もちろん、必要な時に人に助けを求めるのも、やっぱりビジネス力だと思います。
でも、もうちょっと踏ん張ってみるのも、得難い力の養成期間として、「やっておいてよかったな」と後に思える経験になるかもしれないと私は思います。

ゼロから集客って、めっちゃシンドかったりしますけどね。^^;
でも、それだけの価値がある経験になると私は思います。
少なくとも私は、それがどれだけ自信につながったかわかりません。
なので、今集客に苦労しているなら、それだけ自分の実力がついてると考えてもいいんじゃないかと思います。
希望を捨てないで、工夫しながらやっていきましょうよ。

ともにがんばりましょう!
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